![]() | 紙芝居の演じ方Q&A まつい のりこ (2006/11) 童心社 この商品の詳細を見る |
この本が出される、と初めて知ったとき、正直なところ戸惑いがありました。
「こうするべき」
「こうしたほうがよい」
という、活字になった決まりごとは、演じ手が萎縮してしまうのでは?と思ったからです。
例えば、演じ手の右手のあり方。
そのまま下にさげていた方がいいのか、それともスタンドの台の上に置いておいた方がいいのか。
例えば、声。
どこまでが声色で、どこまでが“シンプル”な自分の声か。
・・・などなど。
実は、この本を手にした昨年秋頃から、紙芝居がわからなくなっていました。
大好きにはちがいないのだけれど、と。
「よろこび」ってなんだろう。
「作品世界」の「光」って具体的にどういうことだろう。
そう、作品の「光の源」って、どこにあるんだろう。
すぽっと、ある意味気持ちいいくらい、はまってしまいました。苦笑
「作品はこう選ばなきゃ。こう演じなきゃ」
という気持ちは、「紙芝居だーいすき」という気持ちとは逆のベクトルになってしまって・・・。
でも、でも・・・。
ふと気がついたら、
「紙芝居が好き」
という気持ちだけ、残っていました。
「あの作品、ええと思わへん?」
って話せる仲間がいました。
これ以上の、なにを求めましょうか。
私の“A”が出ました。
紙芝居は、日本の文化。
そういう気持ちが根っこにあれば、それでいいんじゃないの?と笑うことができました。
もちろん、この本は手もとにおいておくべき本だと思います。
まついのりこさんの紙芝居理論の集大成ではないでしょうか。
私は、私の「彩り」を信じていこう、と思った次第です。
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